新刊案内/既刊案内/ご購入topへ

ラブシーンの言葉
荒川洋治 著
四六判・上製・240頁 定価:本体1900円+税
ISBN4-87746-096-9
文学作品のなかのラブシーンの一節を、次から次へとスクラップしたものです。紹介役に徹したとはいえ、普段なら文字でも声でも発表できない言葉もあるので、思いのほか緊張感のある作業でした。
詩集『心理』で第13回萩原朔太郎賞を受賞した著者の最新エッセイ集。「週刊朝日」に連載された幻のエッセイ「ウォッチ性愛本」全49篇と、「小説トリッパー」「一冊の本」「諸君!」などに書かれた文章及び書き下ろし詩を収録。純文学から性愛小説まで、書物のなかのラブシーンを感性豊かにつづる。女流作家を多く取り上げていることが特色。
坪内稔典氏「〈性愛百態〉を読む爽快感」より
淫らな気分に染まりそうになりながらも、無事読み終えた気分は妙に快い。夜明けの空のようにみずみずしい、と言ってもよいくらいだ。こういう気分になったのは、読む場所に苦労したからだろうか。それとも、さまざまな書物の性愛の場面をピックアップして〈性愛言葉図鑑〉とでもいうべきこの本を編んだ現代詩作家荒川洋治の力によってだろうか。もちろん後者だ。(…)読後の私は著者の言うはるかなものにつながる空気に包まれているのだ、きっと。(東京新聞2005年11月20日)
「週刊新潮」書評より
三島由紀夫「青の時代」から島村洋子「ポルノグラフィカ」のベッドシーンまで、その読書範囲の広さに驚き、引用と解説の妙を楽しむ。(2005年12月1日号)
「ぴあ」書評より
古今の官能小説を引用しながら、男女の愛の営みの奥深さを解いてゆく。濃密なラブシーンを扇情的ではなく、上品に読ませる著者の文章には、洒脱なセンスを感じる。(2005年11月24日号)
「週刊SPA!」書評より
自ら営む愛もいいけれど言葉で綴られる愛も悪くない。言葉から浮かぶ光景が男を高ぶらせ、女を湿らせる。古今の書から詩人が選んだ官能の言葉たち。(2005年11月8号)
「日刊ゲンダイ」書評より
現代詩作家の荒川洋治が官能小説や現代短歌を次々と読破し、濡れ場シーンをつまんで淡々と紹介する好エッセー集である。それにしても現代の性、性交シーンのあっけからんとして明るいこと。愛撫、フェラチオ、オナニー、性交、とにかく暗さや羞恥心はカケラもない。官能場面や性の描写は総じて高樹のぶ子、松本侑子ほか女性作家の方が積極的で熱心なようである。(2005年11月1日)
四月社│〒108-0074 東京都港区高輪2-15-6-602│TEL/FAX 03-5420-4078│e-mail:info@shigatsusha.net
copyright 2012, SHIGATSUSHA INC.